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【第2回】 治療することで慢性化する現象<治原病>

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私は、治療することで慢性痛になってしまう状態を「治原病」と呼びたいと思っています。わたしの造語です。医原病という言葉があるように。

治原病とは、治そうとする行為そのものが、痛みを慢性化させてしまう状態のことです。繰り返し治療して再発を繰り返して慢性化する現象を表します。

医療ミスという意味ではありません。

治すための治療が、一時的には楽になっても、結果的に治療しては再発するという悪循環を生むのです。

治療を受けて痛みが軽くなって一時的に良くなったと思わされることが曲者です。治療家や治療院の罠にかかっています。

痛みをすぐに止めると、体の無理な使い方に気づけなくなります。

かばった動きが癖になり、別の場所に負担がかかります。

さらに「ここは危険だ」という意識が強まり、体は守ろうとして固くなります。

力を入れて圧したり揉んだり、骨を動かしたりすると患部の血液循環が悪くなって治りにくくなってしまいます。

こうして、最初は小さな痛みだったものが、治療することで悪化してなかなか抜けない慢性痛へと変わっていきます。

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