北海道の小樽で整体院を開業している渡辺さんから、ナカメ式足指バンドの症例報告メール。(その1)
症例報告です。
1、77歳女性、ギックリ腰で来院。
座っているだけで、腰部に痛みがあり、長く座ってられない様子。
どの動きをしても、ギクッとくる感じでしたが、一つづつバンドを付けていくにつれて、痛みがあるが、動かせるようになり、最後には、座っていても痛みを感じなくなりました。
その後、施術は全くなしで、腰痛が完治しました。
女性の感想
「こんなゴムのようなバンドを着けるだけで、痛みが取れるなんてびっくりだわ」と言っておりました。
渡辺さんは腰痛専門整体の坂の街整体院を開業しています。旧いHP(現在、新しいHPに変更中)を見ると、仰々しい○STI骨格調整法の器械に囲まれた写真が載っています。今もそうした原因療法のための器械を少しは部分最適のために使っているのかもしれません。
ナカメ式足指バンドは原因療法ではありません。目的療法です。
症状の原因については、さまざまな見解があります。その見解ごとに、施術法の違いがあるのが現状です。それぞれが根本原因はこれだ、と言い張ります。ところが、実際のところでは、どの治療法でも、必ずぶり返しがあります。真に原因をついていないからです。もっとも、原因が一つである訳はないのだと思います。
お客さまの立場からすれば、一番の問題はぶり返し問題。
ぶり返すから、また違う治療院へ行ったり、違う治療法を試したりします。行き着くところは、辛いけれど、この痛みは我慢するしかないのかな?と諦めるしかありません。
ナカメ式足指バンドを普及したいのは、このぶり返し問題に正面から取り組みたいからです。
そのために、ナカメ式足指バンドは、身体の重心バランスの偏りを改善するという一点だけを見つめています。原因の方を探れば迷うだけですから、原因側ではなく目的側を見つめました。
身体のバランスが整った状態というのは、どの治療法であろうと、ほぼ共通性があります。治療法によって、説明する角度が筋肉であったり、骨格であったり、経絡であったりするだけで、そこに大きな相違はありません。
要は、身体のバランスが整えば、症状はどうなるか、です。
目的側を見つめれば、身体のバランスの崩れに対応した症状は出発点です。症状の原因という過去を探るのではなく、身体のバランスが整った状態を目指す未来志向です。未来を目指す過程で、身体のバランスに応じて症状が変わっていくのは当たり前ですから、更新装着はしますが、ぶり返しというような過去に戻ることはなくなります。
あとは、どこからアプローチして身体のバランスを整えるか、です。
身体の重さを支えている土台である足に行きました。それも身体のバランス調整に大きな役割を果たしている足指からの全体最適なアプローチを目指しました。
渡辺さんには、全体最適を目指すナカメ式足指バンドを取り入れる際に訊ねたことがあります。完全整体と豪語する○STI骨格調整法の哲学とは相容れないですが、どうしますか?使っている器械も不要になりますよ、と訊いたのです。
ぶり返し問題が引き起こす堂々巡りはなくなりますが、そのせいでお客さまに頻繁に通ってもらう必要がなくなりますので、リピーターは減りますよ、とも話しています。
それでも、お客さまのためになることなら、使う技術にこだわりはない、ということで、北海道の小樽から中目黒まで来てもらって、ナカメ式足指バンドベーシックの講習をしたのです。
理論や理屈はどうあれ、実際に、お客さまの身体がどうなるか、大事なのはその点です。
ナカメ式足指バンドベーシックは足指のみで身体のバランスを整えますが、
その後、施術は全くなしで、腰痛が完治しました。
というくらいの効果はあります。
その体験は、お客さまをして、既存の治療法にはない体験ですから、
女性の感想「こんなゴムのようなバンドを着けるだけで、痛みが取れるなんてびっくりだわ」と言っておりました。
という感想になったのは当然でしょう。