昨日は、福岡からお越しになったNさんに、ナカメ式足指バンドの装着実習を行いました。
お一人だったので、何人かで行う実習会とはなりませんでしたが、中目黒本部の岡辺に手伝ってもらっての実習。
まずは、ご本人に装着して、装着前と装着後の体感の違いを実感してもらいます。着けてみたり外してみたり、左右を入れ替えたりして、理屈よりも体感で学んでもらいます。
脚の外側に関係する足指は、立位の静的バランスに関係します。身体の傾きに関係する3本の足指へ着ける組み合わせによって立位の静的バランスが全く変わるのです。
慢性的な痛みがあっても、たったこれだけの組み合わせで即座に痛みが解消したりします。
この着け方が、ナカメ式足指バンドベーシックの装着法です。
次にお教えしたのはナカメ式足指バンドアドバンスの着け方。
ベーシックの着け方が直立に関係するならアドバンスの着け方は歩行に関係します。
アドバンスの着け方は、足の捻じれを改善しますので、椅子座位で足の捻じれを見出す動作チェック。脚の内側に関係する足指で捻じれバランスを取っているからです。
人類は直立二足歩行が特徴。ベーシックとアドバンスの着け方で、立っている姿勢や歩き方が変わります。
今までの装着経験からくる体感的な感覚では、少なめに見ても、この二つの着け方で慢性痛でお困りの方の8割くらいに対応できるように思います。
手伝ってくれた岡辺の歪みはひどいので、Nさんには、着けていない時、着けた時、外した時の見た目の違いの落差を大いに感じてもらいました。
最後は、千葉から来られたNさんのお母さまへの実践装着。
習ったばかりのベーシックとアドバンスの動作チェック法で着けてもらいました。装着が必要な足指を見事に見つけ出して、即座にバランス改善、どこへ行っても良くならないという痛みを解消しました。
装着実習会の参加者が一人だったので、時間は2時間足らずでしたが、ベーシックとアドバンスのシンプルな着け方をマスターしてくれたようです。
「治療家10年のキャリアを2時間の実習で超える」がナカメ式足指バンド装着実習会のテーマです。
早速、福岡に帰って着けたいと、何人かの顔を思い浮かべているようでした。